プラモデル制作とヤスリの重要性
プラモデル製作におけるヤスリの使用は、仕上がりを大きく左右する要素です。
プラモデルをきれいに仕上げたい、どうせつくるならそう思いますよね。特に、切り離し跡や成形のむらを整える作業は、プラモデル全体の見栄えを向上させる重要な作業です。
たとえば、ゲートからの切り離しのあとがあったら見栄えが大幅ダウンですよね。あとは、ガンプラなんかを作成するとパーツ同士を合わせたときの不自然なラインが入ったりします。そんなときは合わせ目消しという作業をするんですがここでもヤスリは重要な道具になってきますね。
そのため、ヤスリの適切な使用は、プラモデルのリアルな仕上げを追求する上で欠かせない道具となります。
プラモデルの仕上げにおけるヤスリの役割
上記でも言いましたがヤスリはプラモデル製作するなら必須アイテムです。
成形時の不均一や接合部の段差をなくすことで、実物の精密さを模型にも反映させることができます。
パーツ同士の段差やギャップが生じたときや表面をなめらかに整えたい。そんな時ヤスリで丁寧に整えることで、本物のような一体感のある仕上がりを実現できます。
ヤスリを使うことで変わる仕上がりの違い
ヤスリを使って、プラモデルをよりリアルで精密な仕上がりにしたい。作っていたら誰しもが思うことです。
模型の表面を滑らかにすることで、塗装時のムラを防ぎ、ディテールを際立たせることができます。戦車のプラモデルで考えると、ヤスリを使わずに塗装を施すと、不均一な部分や段差が目立ってしまい、実物の迫力を損なってしまいます。しかし、ヤスリで表面を整えた後の塗装は、均一で光沢感があり、実車の金属質感をしっかりと表現することができます。作ってるうちにこだわりがでてくるんですよね。
ヤスリがけは、プラモデルの仕上がりの品質を大幅に向上させる大事な作業です。
プラモデルのヤスリの種類と特徴
それぞれのヤスリには特有の特徴と適した使用シーンがあり、適切に活用することが必要です。
ここでは金属ヤスリについて書いていこうと思います。
平ヤスリ:基本中の基本、その利点と活用方法
平ヤスリはプラモデル製作の基本ツールであり、多くの場面で利用します。
名前の通り平坦な形状から広範囲の表面を均一に仕上げるのに適しています。
パーツの広い部分や平面、例えば飛行機であれば翼や胴体の大きな部分、ガンプラだったらシールドとかですかね。あとは切り離し跡を綺麗に消したり、接合部の段差を均一にする作業にも役立ちます。
初心者から上級者まで、プラモデル製作において平ヤスリは一つは絶対持っておきたい道具です。
丸ヤスリ:曲面や狭い部分へのアプローチ
丸ヤスリは、曲面などの部分の研磨に便利な形状をしています。
円筒形状が、曲がりくねった部分や細いスペースに届きやすいからです。
戦闘機のエンジンノズル内部や、車のマフラー部分など、曲面や狭い箇所の仕上げには丸ヤスリが適しています。また、細かいパイプ形状の部品の内側を研磨する際も、このヤスリが役立ちます。
プラモデルの細かい部分や曲面を綺麗に仕上げるためには、丸ヤスリは欠かせないツールになってきます。
三角ヤスリ:角部や細かいディテールの調整に
三角ヤスリは、角部やディテールの微調整に特化したヤスリです。
その三角形状が、細かい部分や角部にしっかりとフィットし、的確に研磨できるからです。
建物や軍艦のプラモデルでの階段や手すり、戦車の履帯部分などのディテールを精密に仕上げる際に、三角ヤスリの出番です。また、細かい切り離し跡や成形ミスを修正する際にも、その精度の高さが発揮されます。
細部の仕上げや角部の調整を求める場面では、三角ヤスリは手元に欲しい存在になってきます。
各ヤスリの正しい使い方と研ぎ方
仕上がりの完成度の高さは、ヤスリの使い方と研ぎ方で変わってきます。正しい手法を身につけることで、作品の仕上がりを向上させることができます。
基本のヤスリの持ち方と動かし方
ヤスリの持ち方や動かし方の基本を書いていきましょう。
均一な仕上がりや効率的な作業のためには、正しい持ち方や動かし方が必要です。
ヤスリの持ち方は、握り手を中心にしっかりと握り、研磨面が対象面と平行になるように注意します。動かす際は、一定の圧力をかけつつストロークを均一に行い、片方向に動かすことで研磨の均一性を保ちます。上下に力を入れて擦ったらダメですよ。片方向に均一な力で!そうすれば目立たない切り離し跡や接合部の仕上げがスムーズに行えます。
ヤスリの基本的な持ち方と動かし方を習得するだけで、プラモデル製作の品質が格段に上がります。
効率的な研ぎ方で持続力をアップ!
ヤスリの効率的な研ぎ方は、その持続力と性能を維持して長持ちします。
使用を重ねるていると、ヤスリの効果が徐々に落ちてきますが、正しい研ぎ方をしていれば寿命を延ばせます。
まず、ヤスリ専用のクリーナーや研ぎ板を用意します。ヤスリの表面に溜まったプラスチックの粉を取り除くことから始め、その後研ぎ板を使って、軽くヤスリの表面を往復させることで、その切れ味を回復させます。
効率的な研ぎ方を取り入れることで、ヤスリの寿命を延ばし、作業効率を保つことができます。研ぎにくいヤスリは時間もかかるし完成度の低下にも繋がりますね。
プラモデル制作におすすめのヤスリブランド
プラモデルのクオリティは使用するヤスリの品質にも左右されます。そのため、信頼できるメーカーの物を使いましょう。100均とかでも売られていますが、品質や耐久性を考えるとちょっとおすすめはできません。
選び方
高品質のヤスリを使用することで、均一できれいな仕上がりになります。
タミヤやゴットハンドなど、多くのプロモデラーから信頼されているブランドは、切れ味の持続性やヤスリの耐久性が特徴です。また、これらのブランドは多種多様な形状や粗さのヤスリをラインナップしており、用途に応じた選定が可能です。
トップブランドのヤスリを選ぶことで、プラモデル制作の精度を高めることができます。
予算別おすすめヤスリの紹介
制作予算に合わせて、ヤスリを選択しましょう。
全てのモデラーが高価なヤスリを購入するわけではないため、予算に応じたおすすめの選択肢を知ることが役立ちます。
予算が限られている場合でも、例えば「ミネシマ」のようなコスパの良いブランドから質の良いヤスリを選択することができます。一方、制作に本腰を入れる方には「ゴットハンド」のようなヤスリも選択肢に入ってきます。
予算に応じて、適切なブランドのヤスリを選ぶことで、プラモデル製作の効率と品質を両立することが可能です。